Lights
FLOSOPHY(FLOSの哲学)
光のオブジェ(照明)を作り続けて50年。数多くの世代の夢に光を灯し続けてきました。フロスにとって光は新しいアイデアを表現する素材であり、はかり知れない新しい感情を照らしてくれるものでもあります。フロスが挑み続けた多くの挑戦、多くの大胆な選択は、フロスのイメージとアイデンティティーを創造してきました。それを基に私共は「過去」を読み、「現在」を表現しながら「将来」を描きます。またフロス社の今までの道のりは、挑戦する気持ちを忘れず、常に「詩的」でありながら機能性を求め続ける重要性を体現しています。自身の発想を信じ、それを貫くことによって、新たなジャンルを生み出し、新しいアーキタイプを設定し、後世において典型となる名品を世に出してきました。デザインの巨匠との一体化、新しい才能を発掘すること、信頼できる技と熟練の技術、大衆文化への適応力を持つこと。これら全てが、時代の最先端を担うフロスを支えています。また、研究開発によって多くの革新的な素材が応用できるようになりました。過去の例としてはコクーン(繭)、最近の例としては有機ELや有機材料など、より最先端の技術を応用したソリューションが挙げられます。
フロスにとって光に関する新たな言語を創造することは、新たな美観と生きる自由を作り出すことに値します。「昨日」のフロスも「今日」のフロスも真剣で遊び心を持ち、ユーモアを持ち続けています。アートとデザインを区別しながらも融合している淡い境界線上。手工芸品と工業品。限定生産と大量生産。個々の思考と集団の思考。これらの境界線上に私達フロスは存在し、皆様をお待ちしています。
アルコ。1962年に発表して以来、世界中で愛用されているフロス社を代表する近代照明デザインの名作。アルコとはアーチを意味する、重厚な大理石ベースから美しいステンレスのポールが華麗なアーチを描きます。二重のセードの外側を回転させると光の方向を変えることができ、また、電源をコンセントから取れ、好きな位置に配置することが可能なペンダントライトとしての機能をもつスタンドです。街灯のフォルムからインスピレーションを得て誕生したARCOは、天井に孔をあけなくても上部から光を得ることができます。また重さ約60㎏の大理石の孔に棒を通すと、解体せずに二人で簡単に移動させることも可能な機能的なプロダクトです。幅約2mのダイナミックなアーチ寸法は、シェードをテーブルの中心にレイアウトし、椅子に座りその後ろを人が通っても空間的余裕がある寸法です。約60㎏の大理石の塊と2mのアームの組み合わせという斬新な発想で、細部にいたるまで計算しつくされたマスターピースです。
ピアーニ。話題のR&Eブルレック兄弟の作品が、FLOSより発売です。JAPANブランドのプロジェクトから生まれた輪島塗の照明が、樹脂製で量産化となりました。イタリア語で「平野」とういう意味の通り、フラットなベーストレイとLEDが組み込まれたフラットトップの2つの要素で、シンプルで美しいラインに仕上がりました。ミニマルなデザインながら、存在感のあるプロポーションで、日常の空間を美しく演出します。下のトレイには時計やキーなどをおいて、玄関やデスクまわりのちょっとした空間に、日常のニーズにこたえた美しく機能的な照明です。
アイシーライト。真鍮の光沢感のある仕上がり、そしてトップ部分は平衡感覚を保つように、ガラスの球形が傾いた棒の上を絶妙なバランスで姿をみせる。不安定な乳白色の球形は、まるでサーカスの道具のような–球形と棒–あたかも魔法のようにバランスを保つ。Michael AnastassidesによるIC Lightsのフロアランプ(同バージョンの壁付、テーブルランプ、ペンダントランプ)は、常に彼の作品を特徴づけてきた詩的な優美さと、先見の明と品質を持ち合わせている。このランプの背景にある予想外のストーリーは、興味深い時事的な事項にインスピレーションを受けている。例えば、頭文字のICは、英国入国管理局によって英国に入る移民を分類するために用いる識別コードに言及する。したがって、このランプのデザインは斜面を離れて転がらない球形のように、彼は外国人としての固有なバランス、アイデンティティの不安定な平衡についてコメントしている。
彼は頻繁にデザインと現代アートとの間を行き来している。彼の哲学は常に最先端で、永久的な価値を生じるものの創作を目的としている。彼のデザインは哲学的であるが、詩的なプロセスにも由来する。しかしながら、この真鍮のICLightsの場合、Anastassiadesは他にはない貴重な品質とクラフトマンシップのために、細心の探究心を忘れることはなかった。
ベルホップ。ベルホップファミリーは、新しいロンドンデザインミュージアムのレストランのためのテーブルランプのデザインからはじまりました。ベルホップは携帯用ランプとして、最高の柔軟性をユーザーに提供します。このシリーズはテーブルランプの他に、屋外の壁付やボラードモデルを取り揃えファミリー展開をしています。持ち運び可能なベルホッップは、美しく趣のある光を提供する現代版キャンドルです。持ち運び可能な充電式のベルホップは、快適でノングレアな照明を提供するワイヤレステーブルランプです。最長24時間点灯のバッテリーを充電するためのマイクロUSBコネクタを塔載し、本体ベース下部分の調光機能スイッチにより、光をコントロールします。
1958年にジノ・サルファッティがデザインしたシャンデリア。
電球、コード、ソケットという、シンプルでありながら斬新なこのデザインは、発売から半世紀以上の時代を経てもなお、愛され続ける名作。