Chairs

アルネ・ヤコブセンによりデザインされたセブンチェアは、フリッツ・ハンセン社を代表するベストセラーであると同時に、家具の歴史においてアイコン的存在の椅子でもあります。アリンコチェアの開発から3 年が経過した1955 年、更なる進化を遂げた成形合板のチェアであるセブンチェアが誕生しました。スタッキングが可能な4 本脚のセブンチェアは、ラミネート加工技術の集大成だといえます。セブンチェアのシェルは9層のベニヤとインド綿の組み合わせによる成形合板です。9種類のナチュラルウッド、12色のラッカー（木目が見えない塗装仕上げ）とカラードアッシュ（一脚ごとに異なる木目が見える塗装仕上げ）からお選びいただけます。ファブリックまたはレザーの張り地のフロントパディングとフルパディング仕様もあります。4本脚（座面の高さは3種類、スタッキング可能）、高さ調節機能および5つのキャスター付き回転ベース、カウンタースツールベース、バースツールベースがあります。3107モデルにはシェルのカラーと同色の粉体塗装仕上げベースのモノクロームモデル（3107MC）もあります。ライティングテーブルや連結器具もオプションでご用意しております。

グランプリチェアは、1957年、コペンハーゲンのデンマーク工芸博物館で開催された春の展示会にてフリッツ・ハンセンにより初公開されました。当初は3130モデルという名称で発表されましたが、同年中にミラノ・トリエンナーレに出品され、この展覧会の最高賞であるグランプリを獲得しましたことを受け、グランプリチェアと命名されました。グランプリチェアのシェルは9層のベニヤとインド綿の組み合わせによる成形合板です。2種類のナチュラルウッド、3色のカラードアッシュ（一脚ごとに異なる木目が見える塗装仕上げ）からお選びいただけます。ファブリックまたはレザーの張り地のフロントパディングとフルパディング仕様もあります。クローム脚（座面の高さは3種類、スタッキング可能）のベースはクローム仕上げのスチールパイプ製です。

アリンコチェアの成形合板のタイプは9種類あり、いずれもクリアラッカー仕上げが行なわれています。もともとはアルネ・ヤコブセンがデンマークの国際的な製薬会社、ノボノルディスク社の社員食堂用にデザインしたチェアです。ミニマルなフォームと細身のシェイプでありながら、極めて座り心地の良いチェアです。アリンコチェアのシェルは9層のベニヤとインド綿の組み合わせによる成形合板です。9種類のナチュラルウッド、2色のラッカー（木目が見えない塗装仕上げ）とカラードアッシュ（一脚ごとに異なる木目が見える塗装仕上げ）からお選びいただけます。ファブリックまたはレザーの張り地のフロントパディングとフルパディング仕様もあります。4本脚（座面の高さは2種類、スタッキング可能）のベースはクローム仕上げのスチールパイプ製です。

リリーは、アルネ・ヤコブセンによりデンマーク国立銀行のためにデザインされました。最初のモデルである3108 は1968 年に誕生し、1970 年のデンマーク国際家具見本市でアーム付きの3208 モデルが初公開されました。完璧な曲線を持ち、快適な座り心地を提供する成形合板のリリーは、最先端の製造技術の賜物といえます。2007 年に復刻された3208 モデルは、現代人の体格に合わせてオリジナルより一回り大きいサイズに改良されています。リリーはウォルナットのナチュラルウッドおよび幅広いバリエーションのファブリックまたはレザーを張ったフルパディング仕様のチェアで、アームなしとアーム付きのモデルからお選びいただけます。シェルとアームレストは成形合板で、ベースは4本脚のスチールパイプ製です。（アーム付きのモデルはスタッキング不可です。）